株式会社トライ・ウッド

会社代表挨拶

代表ごあいさつ

株式会社トライ・ウッド代表取締役社長
井上伸史

トライ・ウッド代表取締役社長井上伸史

平成二年に設立された私共株式会社トライ・ウッドは、森林管理、素材生産、木材加工、販売と「山から町まで」の一貫した流通経路を持つ総合林業会社です。多層で複雑な木材流通とは異なる産地直送直接販売が主体の小さな会社です。『お客様に喜ばれる仕事をし、山に還元する。』をモットーに営業しています。

その足がかりとして平成7年に始まった木材加工事業。それから約10年、国産材にも人々の視線が向きはじめ、産直の木の家がずいぶん浸透してきました。

”山から切り出した丸太を機械に通して木材へ”

この繰り返しだけで、果たしてお客様は本当に満足しているのだろうか。山への還元は本当にできているのだろうか。私たちは、林業に携わるものとして、またわずかなりともここ上津江の地域経済に関わるものとして、また改めて自分たちの存在価値を確かめる時がきていました。

そんな時に「建築基準法第一条」の存在を知ったのです。

一この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途 に関する最低の基準を定めて、国民の生命、
健康及び財産の保護を図り、もって公共の福祉
の増進に資することを目的とする。一

家の基本は「ヒトのため」であること。

この一つの条文が、私たちトライ・ウッドの使命は、「ヒトのため」の木の家に使われる建材を提供することだと教えてくれました。

私たちはモノとしての木材を生産するだけではなく、木材と様々なコトを組み合わせて消費者(工務店・エンドユーザー)に提示できなければなりません。「できたもの」を生産するのではなく、「必要とされているもの」を生産することが肝心なのです。それには常日頃からの消費者ニーズをつかみとる努力が欠かせません。そのためには直接接点のある工務店の皆さまとの強固な連携が第一と考えます。工務店の抱える課題に対してトライ・ウッドから有効なソリューション(解答)を提供します。トレーサビリティにおける品質保証の面や木の家づくりを勧める工務店の理念保証の面で、私たちにしかできないサポートがあると思います。そこに徹し、より深い信頼関係のもと協働することによって、『お客様に喜ばれる仕事』ができるようになるのです。

そうして得られた「確かな出口」が、今度は山林所有者の皆さまとの深い信頼関係の構築に繋がるでしょう。これもまた私たちに課せられた大事な役割なのです。

多くの課題を抱えている山林経営の中で、「売れない」という課題に対して「確かな出口」という解答を提供。「事業コストがかかる」という課題に対して「計画的な事業&作業工程の確立」という解答を提供します。その結果、“材を売って収入を得、計画的に山林を管理する”というカタチが見えるようになります。そうして、意欲的な山林経営に乗り出すことができるのではないでしょうか。

森林の働きはこれまで話してきた「木材を生産する」だけではなくほかにも多くの機能があり、私たち人類の共有財産です。つまり、森林の抱える問題は山側だけでなく町側の暮らしにも深く影響していくのです。その森林があるべき姿を維持し続けるよう導くこと、これもまたトライ・ウッドの役割なのです。

山側での信頼関係(山林所有者トライ・ウッド)と町側での信頼関係(工務店エンドユーザー)を確かなものとする林業会社と工務店の連携。
ここに“林業“の大きなカギがあります。

“林業“は『人』の存在があってはじめて成立するものです。

広辞苑によると林業とは「土地に林木を仕立てて培養し、これを経済的に利用することを目的とする生産業」であると記載されています。しかし、林業とはただ単にものを作るだけでは成立しないものです。「木を使う」という共有意識のもと、それぞれの役割を理解した上で、それぞれの責任を遂行しながら協働する。そうして初めて林業は成立します。山を受け継ぐ人、森林を管理する人、木を刻み材とする人、材を組み形を作る人、そして、それを使う人.多くの人の繋がりがとても大事なのです。

わたしたちは、総合林業会社として“林業“の活性化を第一に考えています。ですから、会社の創立も、木材加工事業の展開も、輸掛け乾燥のはじまりもすべてそこから始まっています。その結果として世の中に(地域や社会に)残していただけるような会社になること、それが私たちの一番の志です。

よリー層のご支援を賜りますよう、従業員一同心よりお願い申し上げます。